Armagnac de MONTAL
アルマニャックとは…
アルマニャック (Armagnac) とは、フランス南西部、ボルドー地方の南側に位置するアルマニャック地方で醸造される、白ブドウを原料とした蒸留酒・ブランデーのこと。正式にはオー・ド・ヴィ・ド・ヴァン・ド・アルマニャック(Eau-de-vie de vin d'Armagnac))と言います。アルマニャック地方でつくられたブランデーのうち、フランス政府の「原産地呼称統制法(AOC)」の条件を満たし、厳しい検査を通ったものだけがアルマニャックと称することができます。コニャックと並び、フレンチブランデーの双璧となる二大生産地のひとつです。ワインでいえば、ボルドーとブルゴーニュのようなもの。因みに、コニャック地方は、同じフランス南西部で、ボルドー地方を挟んで北側に位置します。
アルマニャックが1411年より、コニャックが1613年からブランデーの製造が始まったとのことで、歴史はアルマニャックの方が古いようです。
アルマニャックは、美しい琥珀色を醸し、熟成という時間だけが創りだすことのできる深い味わいのお酒です。
その年代により味わいの個性もまた様々です。バナナ、チェリー、洋ナシなどフルーツの香味が主体なものもあれば、スパイスや花の香りが強いものもあります。異なるヴィンテージを飲み較べてみるのもアルマニャックの楽しみ方のひとつです。
太陽の光で美しい輝きを放つブドウは、ユニブランを主に、フォルブランシュ、コロンバールという白ブドウの品種です。
アルマニャック地方の中でもブドウをつくる土壌が以下のように3つのランクに区分けされ、上に行くほど高いランクとなります。
1.バ・アルマニャック(Bas-Armagnac)
2.テナレーズ (Tenareze)
3.オー・アルマニャック (Haut-Armagnac)
「アルマニャック・ド・モンタル」は、フランス・ガスコーニュ地方で最も品質が高い産地であるバ・アルマニャック地区のロックロール村(ブルーチーズで有名)の中のシャトー・デュ・リュートールという畑で、300年ほど前からアルマニャックを生産しています。
「ド・モンタル」は、アルマニャック地方で12世紀から続いている旧家の名前で、ヴィンテージもののストックではアルマニャック最大規模を誇ります。
原酒は伝統的な蒸留器で1回だけ蒸留したものを使い、シャープな樽香がよく溶け出るピレネー産ブラック・オーク樽で熟成されます。葡萄の香味が強く残っており、そこにほのかな樽香が加わり豊かな風味を醸し出しています。アルマニャック地方の自然の恵みと伝統製法が上手く調和しています。
現存する中では、1893年という100年以上も前のヴィンテージまでも大切に保存されているのです。
単式蒸留機を使用するコニャックとは違い、伝統的な半連続式蒸留機を主に使用し、ゆっくり1回だけ蒸留します。2回蒸留を行うコニャックに比べ、アルマニャックは野性的で骨太な味わいが特徴ですが、熟成とともにまろやかさと深い味わいが増していきます。
※未成年者の飲酒および飲酒運転は法律で禁じられています。20歳以上の年齢であることを確認できない場合にはお酒を販売できません。また、妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・幼児の発育に悪影響を与える恐れがあります。